1. 困難を抱える女性の悩み相談
話すことにより、自分で解決が見つかる場合もあるでしょう。
何より本人の意思と自由な選択を大切に、共に解決の道を探します。
相談内容
- DV相談
- DV以外の暴力相談
- 働く職場での問題相談
- 性暴力の相談
- DV被害者の自立支援に関わる相談
2. 駆け込みシェルターの運営
夫や恋人の暴力から逃げ込んでくる女性や子ども達の生命・身体の安全を守ることが何よりも大切です。
疲れ果てた心身の傷を癒やし、自立できるまでの当面の生活の場を提供します。そして、被害を受けた女性と子ども達が新しい人生を始めるためのサポートをします。
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3. ステップハウスの運営
- シェルターに入っている危険性はなくなったが、精神的にもう少しサポートが必要な方に寄り添い支援します。
- 配偶者以外の家族親族などからの暴力被害者を一時保護します。レイプなどの性暴力被害者の一時保護をします。
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4. 子どもサポート「ふわっと」の活動
- シェルター入居中の子どもの相談、ケア遊び相手、学習支援などをします。
- シェルター退所後の子どもの心の傷の回復を願い、“ふわっと広場” を開催しています。
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5. 北海道ウイメンズ・ユニオンの活動
- 働く職場での問題について相談を受け、解決を図ります。セクシャル・ハラスメント、マタニテイ・ハラスメントなど特に女性が受ける職場での被害に対し相談を受け対応します。
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6. シェルターを退所後の支援
- DV被害当事者が安全な普通の日常を取り戻すための支援をします。
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7. 関係機関などへの同行支援
- より安心できるような支援を求めるために、弁護士事務所、裁判所、役所などの公的機関や病院などへ同行します。
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8. 女性への暴力がなくなるための啓発活動
- デートDVの講演や講話を学校や市民に対して行っています。刑務所での被害者の視点に立った講話などもおこなっています。
DVとは、親密な関係において、一方が他方をコントロールし、従わせようとして用いる威圧的な行動パターンのことです。
DVの加害者は、暴力、威嚇、理不尽な行為、さげすみ、搾取などによって被害者の中に恐怖心を起こさせることで、
無理やり自分に従わせ、支配と抑圧の構造をつくり上げます。
また、暴力には身体的暴力、精神的暴力、社会的暴力、経済的暴力、性暴力が含まれます。
「20歳以上の既婚女性のうち、約3人に1人の女性がDVの被害を受けたことがある」という結果が、内閣府によるアンケート調査(平成29年度)で出ています。
あなたが体験したことのある項目に、○をつけてください。
出典:沼崎一郎著「男は何故暴力を選ぶのか」より転載。
あなたが体験したことのある項目に、○をつけてください。
出典:沼崎一郎著「男は何故暴力を選ぶのか」より転載。
このリストの製作者である沼崎教授によると、上記のチェックリストのうち「一つでも」チェックのついた人はDVとなっています。
(女性用でチェックがついた方は、DVの被害をうけており、男性用でチェックがついた方はDVの加害をしていることとなります)
男性用チェックリストの中に「彼女には自分だけを見ていて欲しいと思う」という項目があります。
「『思う』だけなら暴力ではないのでは・・・?」
と反論があるかもしれません。たしかに「思うだけ」では暴力にはならないでしょう。
でも「そのように思う」という強い信念は、しばしば「行動」となって現れます。
「彼女に自分だけを見ていて欲しい」と強く思うことが、彼女に対する力と支配の行使(暴力)となる可能性があります。
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性暴力を受けると
心にも体にも強い衝撃を受けます。時間がたっても、恐怖を感じ、不安になり、混乱した 状態になります。
家族や友達が被害にあったら・・・
あなたの家族や友だちが被害にあったと知った時、怒りや悲しみで混乱するでしょう。
けれども、あなたの大切な人を責めたり、混乱した気持ちをぶつけずに、受け止めてください。そして、SART への相談をすすめてください。
被害に遭われた方だけでなく、あなたがどうしていいかわからないといった悩みもご相談ください。